内閣府地方創生推進室主催の「地方創生☆政策アイデアコンテスト2018」のファイナリスト8組に、斜里高が道内から唯一選出された。知床への欧米観光客の呼び込みがテーマ。ファイナリストによる最終審査会は15日に東京都内で開かれる。
経済に関するさまざまな官民のビッグデータを抽出できる「地域経済分析システム(RESAS)」を活用し、地域活性化のアイデアを募るコンテスト。2015年度に始まった。
今回は高校生・中学生以下の部、大学生以上一般の部を合わせ、全国から832組の応募があり、全国を7ブロックに分けた地方予選で42組が通過。全国1次書類審査でファイナリストを決めた。
本道のチームが最終審査会に進むのは、16年度の小樽商大に続き2度目。
斜里高は、知床を訪れる観光客が世界自然遺産に登録された05年をピークに減少し、増加している外国人観光客のうち欧米客は7%程度にとどまっていることに着目。知床に暮らす自らの経験と感性を生かし、欧米のニーズや地域の魅力を盛り込んだ冬の3日間滞在ツアーを提案した。
小樽商大は16年度のコンテストで、全国2位となる優秀賞に輝いた。北海道経済産業局によると、アイデアを基に民間企業の商品検討が進んでいる。