東区の本町小改築21年度着工へ 基本設計概要まとまる

2018年12月11日 07時00分

 札幌市教育委員会は、本町小改築の基本設計概要をまとめた。新たな校舎と屋体は施設の一体化を図り、校舎部分はRC造、3階、延べ6224m²、屋体部分はSRC造、平屋一部2階、延べ1358m²を想定。先行して2020年度に仮設校舎建設に取り掛かり、21年度3定市議会での議決を経て10月にも新校舎・屋体建設に着工したい考え。全体事業費には約40億円を試算する。

 東区本町2条7丁目1の30に位置する同小は、敷地面積1万3118m²。敷地内の南側に位置する1969年建設の現校舎は、4度の増築を重ねてRC造、3階、延べ5809m²の規模となっている。

 校舎西側に位置する現屋体はS造、平屋一部2階、延べ868m²の規模で、70年に建設した。

 改築に当たっては、景観など近隣への影響や、普通教室の向きといった学習環境などを考慮して施設の配置を決定した。

 整備計画として、まずは敷地北側にあるグラウンド部分に仮設校舎を建設し、現校舎を解体。跡地に一体型の新校舎・屋体を建設し、現屋体と仮設校舎を解体してグラウンドを整備する。

 校舎には普通教室12室、特別支援学習室や特別教室、多目的室のほか、児童会館、地域交流施設として多目的ホールを設ける考え。

 19年度は実施設計を進め、20年度の6月にも仮設校舎建設から着工。21年度から2カ年で新校舎・屋体建設を進め、23年度から新校舎の使用を開始するとともに、仮設校舎と現屋体の解体を進める。

 24年度に残るグラウンド整備を進め、8月中に全体の工事完了を目標。全体工期としては4年2カ月を見込む。

 市教委は市立小中学校でIs値0・7以下の施設を対象に、耐震化対策を推進。同対策としての改築事業は19年度着工分を除き、20年度以降に着工する本町小と二十四軒小が最後となる。


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