帝国データバンク札幌支店は10日、2017年度の道内スーパーストア売上高ランキングを発表した。コープさっぽろが前年度を1.5%上回る2928億7800万円を上げ、11年連続の首位。グループ別では、イオングループが3年連続でトップに立っている。
上位10社の顔触れは前年度と同じ。福原と北雄ラッキーが入れ替わった以外、順位の変動はない。前年度の売り上げを上回ったところと、下回ったところが5社ずつとなった。
首位のコープさっぽろは、店舗事業が他社との競争激化で前年度比0.7%増にとどまった一方、幼児や高齢者がいる世帯の手数料無料化で利用の裾野を広げたことにより宅配事業が5.3%増と伸び、全体を押し上げた。
8%増となったダイイチは店舗の増床やリニューアル効果に加え、16年10月に連結子会社のオーケー(本社・音更)を吸収合併したことが要因となった。
上位10社の売上高合計は前年度を0.7%上回る1兆331億9200万円となり、上位50社に占める割合は0.1ポイント上昇の86.8%となった。
グループ別ではイオン北海道とマックスバリュ北海道が1.5%増の3312億4900万円を売り上げ、首位を維持した。
2位はラルズ、東光ストア、福原、道北アークス、道南ラルズ、道東アークスを傘下に置くアークスで、0.6%減の3059億2800万円。3位はコープさっぽろと業務提携の魚長によるグループで、1.4%増の3045億6600万円だった。