日ハムBP関連25億円 北広島市が19年度予算要求

2018年12月19日 07時00分

 北広島市は、2019年度の当初予算編成に向け、北海道日本ハムファイターズの新球場整備に伴うボールパーク(BP)関連のハード系事業費として、都市公園整備に約7億円、市道整備に約18億円の計25億円を要求している。アクセス道路の新設と既存市道の拡幅に向けた詳細設計、公園・道路用地の取得、雨水管整備などを盛り込んだ。

 都市公園整備では、きたひろしま総合運動公園ほか環境調査に1261万6000円を要望。18年度に引き続き、公園内とアクセス道路のルート周辺で動植物への影響を調査する。公園概略設計には550万円、約10haの公園造成の初年度分には4950万円を挙げた。

 18年度に土地開発公社が取得済みの買い戻し分を含め、約10haの事業用地購入に3億804万円、それに伴う支障物件移転補償に3億3000万円、その他事務経費に39万9000円の内訳で、計7億605万5000円となっている。

 財源内訳を見ると、国や道からの補助金などが2億3743万円で、市の実質的な負担は市債4億1870万円と一般財源4992万5000円に抑える。

 市道整備は全部で18億3649万円を要求。アクセス道路2路線の新設と市道共栄南1号線など既存市道4路線の拡幅に向けた道路詳細設計、橋梁の詳細設計、用地確定測量、支障物件調査などに11億8800万円を求めている。

 BP敷地内の沢を埋めるため、沢の上流から下流につなぐ雨水管を新設する市道共栄南1号線ほか雨水管整備は2億5034万7000円を要望。

 23年3月の開業に間に合うよう優先整備する、市道大曲椴山線につなぐ2車線でのアクセス道路の用地は、延長2・6㌔で19年度に全区間を取得したい考え。

 国道274号に結ぶ、もう1本の新設アクセス道路の用地は0・1㌔分のみ取得する予定。既存市道を両側歩道付きの4車線に拡幅するための用地取得も含め、事業用地取得費に2億9968万円を要求している。

 このほか、支障物件移転補償に9000万円、環境調査アドバイザー謝礼金に8万円、その他事務経費に83万8300円を計上。

 財源は、国や道の補助金が8億3290万8000円、市債が9億320万円、一般財源が1億38万2000円という内訳だ。


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