整備手法の検討着手 上富良野町立病院改築や大規模改修

2018年12月29日 07時00分

 上富良野町は、スプリンクラーが未設置の町立病院について、改築などに向けた検討に着手した。法律でスプリンクラーの設置期限が2025年6月30日と定められていることを踏まえたもので、20―21年度をめどに改築のほか大規模改修なども含めた整備手法を判断し、基本構想の策定を目指す。

 大町3丁目に立地する町立病院はRC造、2階、延べ3717m²の規模で、1979年12月に完成した。一般病床44床、介護療養型老健28床の計72床で、内科、外科、泌尿器科、循環器内科、血液腫瘍外来、肝臓外来、救急科の診療を担っている。

 現在、スプリンクラーが未設置の状態だが、16年の改正消防法施行令の施行によって25年6月30日までのスプリンクラー設置が義務付けられた。15年度に実施した概算見積もりでは設置費用は1億4700万円かかることが分かっている。

 ただ、病院自体も建設から40年近くが経過し、施設が手狭で老朽化が進んでいることから、同病院は「老朽化した施設に対してスプリンクラー設置のため多額の費用をかけることに対して(費用対効果の面で)疑問もある」と指摘している。

 そこで町は、16年度に策定した17―20年度を計画期間とする上富良野町立病院新改革プランに、「(19年度から28年度を計画期間とする)第6次町総合計画において改築を位置付ける方針」との文言を盛り込んだ上で、改築などに向けた内部協議に入った。

 今後は20―21年度をめどに改築や大規模改修など、どのような手法が妥当かを判断し、改築の際の建設候補地選定や概算事業費の試算を進め、基本構想を固めたい考え。その後、基本計画の策定を進め、スプリンクラー設置期限に間に合うよう基本・実施設計と建設工事に取り掛かるというスケジュールを描いている。


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