新札幌の分校舎、19年10月にも着工 札幌学院大学

2018年12月26日 07時00分

 学校法人札幌学院大学(江別市文京台11、井上俊彌理事長)は、新札幌地区に設ける分校舎に、2019年10月に着工する方針だ。規模はRC造、6階、延べ約1万2600m²、収容人数は約1600人を見込み、総工費50億―60億円を試算。大成建設が実施設計を進めている。21年4月の開学を予定。経営学部と経済学部を再編した新学部などを展開する。

札幌学院大の分校舎完成予想図。左側は産業技術学園の新たな専門学校校舎

 市の新さっぽろ駅周辺地区再開発事業計画に伴い取得した、厚別中央1条5丁目の敷地約1万1460m²に分校舎を新設する。札幌学院大の江別キャンパスをはじめとする一部の校舎で老朽化が進んでいるため、その機能を分校舎に集約。少子化に備え、新学部創設などを図る。

 分校舎1階にはカフェやレストランのほか、生涯学習の拠点となるコミュニティ・カレッジなどを設置。2階に多目的ホールや図書館を備える。3、4階は講義室と演習室、5、6階は大学院の研究室や心理臨床センターの機能などを持たせる予定だ。

 25日に開いた記者会見で鶴丸俊明学長は、分校開設に関して「少子化は進む。私たちが大きく変わらなければいけない」と強調。既存校舎の機能を生かしつつ学部の再編を進め、学生の獲得を図る考えを示した。


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