カジノ大手7社出展 北海道IRショーケース開幕

2019年01月10日 07時00分

 カジノを含む統合型リゾート(IR)の見本市北海道IRショーケースが9日、アクセスサッポロで開幕した。世界の大手カジノオペレーター7社が出展。苫小牧で構想しているIR施設の模型やカジノのイメージ映像を流すなどIR誘致の機運を高めた。一方、道は誘致の判断を明言しておらず、一部では、方向性が決まらないと計画が進まないとの指摘があり、結論が急がれる。

■急がれる道の誘致是非判断

 出展したオペレーターは、米国のシーザーズエンターテインメント、ハードロックジャパン、モヒガンゲーミングアンドエンターテインメント、香港のメルコリゾーツ&エンターテインメント、ラッシュストリートジャパン、マカオのSJMホールディングス、カナダのクレアベストの計7社。

 ハードロックインターナショナルは、会長のジェームズ・F・アレン氏が出席。苫小牧で計画しているIR施設を模型で初公開した。メインとなるギター型ホテルやイベントを開催できる施設、延べ1万2000m²規模で1500客室を持つ米国フォーシーズンズのホテル、アイヌ民族を象徴する施設を構想。IRまでの交通手段はモノレールを整備する。

IR施設の模型などを用いて誘致への理解を促した

 ジェームズ氏は「IRに重要なのはエンターテインメント」と強調し、協定を結んでいるブロードウェーの公演などをイベント施設で展開することが可能であるとした。同社はさっぽろ雪まつりに協賛するなど地域とのつながりを強めている。

 世界30カ所でIRの開発を進めてきたクレアベストのアンガス・コール氏は、「日本人が一番関心を持つギャンブル依存症にフォーカスして、対策などを説明していきたい」と述べ、カジノへの理解を促す。

 IR施設の構想については、カジノだけでなく、ホテルやショッピング、ホスピタリティーに加え、スポーツにも力を入れたいと強調する。ただ、道はまだIR誘致を正式に表明していないと指摘し、「本格的な計画の方向性は決まった後になる」と判断を待つ。

 鹿島や大成建設、NEC、三菱電機、北海道ボールパークなども出展。海外オペレーターとの連携を見据え、IR関連施設や技術を紹介した。

 IRショーケースはきょう10日まで開催する。


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