「札幌博物館」新設 導入展示など4ゾーンに

2019年01月13日 12時00分

 仮称・札幌博物館の新設を計画している札幌市は近く、展示・事業基本計画案をまとめる。展示は①生命と進化②自然③街と人―の3テーマと、入り口付近の導入展示の大きく4ゾーンとする方針。太古に生息した札幌の巨大生物の化石展示に加え、ジオラマや実物大の市街地復元模型などを用い体験型の展示物を配置を想定している。

 議会の意見などを反映した上で年度内に成案化、2019年度以降は施設整備の具体化を図る。

 展示の基本方針は札幌の成り立ちの背景となる自然史分野と、150年間で200万都市に成長した街の歴史や文化を迫力ある展示で伝える内容とする考え。来館者は旅行者や小中学生などビギナーを主要層に見込む。

 現在、博物館推進活動センターで展開する調査・研究、9万4000点に上る収集史料の保存拠点にもなり、市民活動や交流機能も持たせる。

 入り口付近には映像技術を使い、札幌の魅力を伝え、館内の誘導を務める導入展示を配置。そこから、来館者の興味や滞在時間に合わせ、3つのテーマ別展示を自由に巡ることができる施設像をイメージ。旅行者など短時間で訪れる人にも巡りやすいよう配慮する。

 博物館は順路が決まっているのが一般的で、動線を定めない施設は全国的にも珍しいという。

 各テーマ展示は映像や実物大展示を使い迫力ある内容とする方針。

サッポロカイギュウなどの化石を展示する

 生命と進化ゾーンは、市内で発掘された体長7mと想定される世界最古のサッポロカイギュウなど巨大生物の化石を配置。

 自然ゾーンは石狩低地帯の植生をジオラマを使い表現。生物の南北移動の交差点となったことを伝える。

 街と人ゾーンは、昭和期の狸小路商店街などを実物大の模型で復元し、都市の歴史を感じながら飲食や買い物を楽しめるようにする。

 このほか、企画展示、市民活動や交流、子ども用展示に必要なスペースも確保する。


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