昨年11月に沖縄県で開かれた第56回技能五輪全国大会で入賞した十勝管内の選手2人が9日、十勝総合局を表敬訪問し、三井真局長に大会結果と国際大会出場を報告した。
今大会では建具部門で佐藤佳樹さん(高橋加工部・帯広、22歳)が最高賞の金賞、安久津幸紀さん(帯広高等技術専門学院造形デザイン科、20歳)が銅賞に輝いた。安久津さんは8月にロシア・カザンで開かれる第45回技能五輪国際大会に出場する。管内からの出場は10年ぶりとなる。
この日は帯広高等技専の南部明学院長や高橋加工部の高橋敏文取締役らと訪問。三井局長は2人の功績をたたえ「今後も職人としての技能と心意気を高めてもらい、十勝の木材と木工の素晴らしさを国内外に広めてほしい」と激励した。
佐藤さんは「大会では課題変更に対応しきれなかった。ことしは家具部門で頂点を目指したい」と話していた。
安久津さんは4月から高橋加工部に入社予定。新たな環境の下で迎える国際大会に向けて「他の日本代表は金賞の人ばかりだが、謙虚にならず最高の賞を狙いたい」と抱負を語った。