鹿追町は新たな図書館の整備を計画している。現在の図書館は1981年に建てられたもので老朽化が進み、バリアフリー対応など利用者が求める図書館サービスを提供しにくい施設となっている。事業費や建設スケジュールは白紙だが、町では新図書館の規模や機能などを検討するため建設検討委員会を設置する。
東町1丁目38にある町図書館は、図書室を含むコミュニティーセンターとして建てられた。蔵書の増加に合わせて図書館に用途変更され、現在は図書館法に基づく図書館として約8万冊の蔵書がある。
RC造、2階、延べ1163m²の規模。1階は開架図書のスペースで2階は閉架図書、視聴覚室、郷土資料室、学習読書室という構成。図書館部分は537m²。これまでに耐震診断はしていない。
現施設にはエレベーターがなく、バリアフリー対応になっていないことや書架の間が狭いこと、利用者が落ち着いて読書ができる場所が少ないといった課題がある。町では2020年度までの第6期総合計画に新図書館整備についての検討を明記。これに基づき、読書活動の拠点施設として全ての世代に使いやすい図書館の整備に向けて検討を進めることにした。
現在、町民を対象に建設検討委員会の委員を募集している。委員会は有識者や図書館の利用者、町図書館協議会などのメンバーで構成。2月上旬までに初会合を開きたい考えだ。