北4西18に複合施設 カレスサッポロが10月着工

2019年01月21日 07時00分

 社会医療法人社団カレスサッポロ(札幌市中央区北1条東1丁目2の5、大城辰美理事長)は、札幌市中央区北4条西18丁目に高齢者向け住居や店舗、クリニック、工場などで構成する複合施設の新築を計画している。10月にも着工。2021年4月の完成を目指す。主体は岩田地崎建設、電気はきんでん、機械は西原衛生工業所にそれぞれ依頼する見通しだ。

 北5条手稲通に面する北4条西18丁目8の1の敷地約3400m²を15年に取得。同社団が経営する時計台記念病院本館の移転先や高齢者施設建設といった活用方法を検討してきた。

 複合施設の「カレスプレミアムガーデン北円山」は、RC造、7階、延べ9645m²の規模で計画。女性をターゲットに住居だけでなく医療や食、働く場など、さまざまな機能を持たせる。

 1階にドラッグストアのツルハがテナント入居するほか、2階にドーナツやベーグルを専門とするふわもち邸の工場やレストランを配置。3、4階はクリニックやリハビリセンターとし、5―7階は60歳以上の女性や夫婦を対象とする賃貸マンション(39戸)とする。

 133台が駐車できる3階建ての自走式駐車場を併設する。建築費は30億円を試算。設計はカミトリュウジ建築設計が担当している。

 「介護付き高齢者住宅になると働く気が湧かない」(大城理事長)との考えから、入居者には2階の製造工場をフレックスタイム制で働く場として提供する見通しだ。


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