茂辺地木古内道81億円増 高規格道路3事業を再評価

2019年01月22日 07時00分

 北海道開発局は21日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで2018年度第4回事業審議委員会を開き、高規格道路3事業を再評価した。函館江差自動車道茂辺地木古内道路は文化財発掘などで総事業費が81億円増加し、完成が21年度と2年延期する。残工事費は茂辺地木古内道路が113億7500万円、函館新外環状空港道路が150億8000万円となっているほか、倶知安余市道路は倶知安―共和間1%、共和―余市間8%の進捗(しんちょく)率だ。

■審議委が変更了承 函館新外環状空港道も増額

 同委員会は開発局が実施する事業に関して大幅な変更が加えられた際に妥当性を検証。茂辺地木古内道路、空港道路については事業内容の変更、倶知安余市道路は採択後5年が経過したことから定期の再評価をした。

 茂辺地木古内道路に関してはルート内にある縄文時代の遺構を道教育庁が調査しているが、当初想定の30倍を超える埋蔵文化財が確認されたため調査発掘費を40億円増額。このほか、中硬岩層の掘削対策で27億円増などもあり総事業費は81億円増の788億円となった。

 発掘調査の影響で工期も2年延長の21年度完成となる。残工事費は道路改良37億8400万円、橋梁4橋5900万円、IC2カ所1億3300万円、舗装35億8800万円、付帯施設38億1000万円という内訳だ。

 空港道路は見晴トンネルの工法見直しで40億5000万円、SMA舗装の採用で16億5000万円を積み増すなどして総事業費が70億円増の709億円に。23年度完成までの残工事費は、道路改良25億7000万円、橋梁2橋9億4100万円、トンネル1本49億3400万円、IC3カ所7億8800万円、舗装37億4800万円、付帯施設20億9900万円となっている。

 倶知安余市道路倶知安―共和間、共和―余市間については事業内容に大幅な変更はなかったが、開通した後志自動車道小樽―余市間を除いた費用便益に修正。18年度時点の事業進捗率は、倶知安―共和間が1%、共和―余市間が8%となった。

 委員らは事業内容の変更を了承。倶知安余市道路は地価の高騰を見込んで早急に用地交渉を進めるよう求めた。


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