北広島駅西口4カ所未利用地活用 住宅や医療施設を想定

2019年01月26日 07時00分

 北広島市は2019年度、JR北広島駅西口の未利用市有地などを対象に、民間事業者から意見・提案を求めるサウンディング型市場調査を実施する。事業者の募集は春ごろを予定。活用方法として住宅や医療施設を想定している。ボールパーク(BP)建設決定を受け注目される中、市場価値の有無を把握し調査結果を基に活用方法や整備手法を固め、駅周辺のにぎわい創出、魅力形成につなげる方針だ。

 立地適正化計画案では、駅周辺を都市機能誘導区域と位置付け、方針に利便性の高い魅力ある拠点創出と設定。市内にない産科誘致、既存ホールや図書館、大学など各種学校、スーパーと専門店複合型などの更新を目指している。

 このほか、未利用市有地の活用方法として、利便性の良い駅周辺に高齢者が暮らせるようマンションといった住宅を想定。

 実現に向けて、現状と課題の整理、誘導すべき都市機能、市有地の活用方法、整備手法などの調査に乗り出す。

 対象は、福祉センター・夜間急病センター、西駐車場用地、北広公園隣接地、青葉浄水場用地の4カ所。

 福祉センター・夜間急病センターは、RC造の合築型で福祉センターが2階建て、延べ1717m²、夜間急病センターが平屋、延べ312m²。用途地域は商業地域。19年度に機能を移転するため、建物が未利用になる。

 商業地域内の西駐車場用地は3351m²。第1種住居地域内の北広公園隣接地は5514m²。どちらも駐車場として使用している。

 第1種中高層住居専用地域にある青葉浄水場用地は1万5067m²。施設は書庫として使用している。

 企画財政部企画課は「北海道日本ハムファイターズのBP建設決定を受け、駅周辺の市場価値は上がっているのでは」と指摘する。ただ、まちの中心としての役割はBPに直結する新駅ではなく、現駅と認識している。

 調査結果と立地適正化計画案の整合性を図りながら、BP効果を生かす整備に取り組む。


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