札幌市は2019年度、民間投資を活用した再開発による都市のリニューアルを推進する。JR札幌駅前では新幹線延伸を見据えた北5西1、西2街区の民間再開発を誘導するため、基本構想策定で方向性を示す。着工する北8西1地区、北4東6周辺地区など民間再開発補助には6地区に34億円を計上し、事業を促進する。
北海道新幹線延伸に合わせた両街区の再開発では、基本構想でイメージを打ち出すほか、環境アセスメントの計画段階配慮書手続きに入る。
北4西3街区は、民間事業者の一体再開発の実現に向けた調整を進める。
新さっぽろ駅周辺では民間再開発と連動した公共施設やインフラ整備で、副都心としての拠点活性化を誘導する方針だ。
一方、再開発事業は狸小路のサンデパートビル建て替えの南2西3南西地区、札幌駅北口付近で高層マンションを中心としたホテルやオフィスの民間ビルを建設する北8西1地区、移転橋上化したJR苗穂駅南側で高層マンションなどを計画する北3東11周辺地区の3地区が工事着手。
20年度完成を目指す北4東6周辺地区では、事業の一環で移転改築した新中央体育館が4月下旬に先行してオープンを予定。実施設計中の医療福祉施設・健康増進施設は19年度の着工を見込む。
本紙購読と会員向けサービスのご案内
2019年1月24日付けの北海道建設新聞紙面では、箇所付け形式で札幌市の新年度予算案を掲載しているほか、予算の解説や概要についての記事も掲載中です。
本紙の購読についてはこちらのページをご覧下さい。
また、北海道建設新聞社が提供する会員向けサービス「e-kensinプラス」では、紙面に掲載した記事をWEBでも、予算案は表形式でより見やすくご覧いただけます。
e-kensinプラスのサービスの内容についてはこちらのページからご確認下さい。