日本都市設計がモンゴルからの実習生を2週間受け入れ

2019年01月26日 18時00分

 建築設計・総合コンサルタントの日本都市設計(本社・札幌)は、15日から2週間の日程でモンゴル建築士協会の実習生1人をインターンシップとして受け入れている。武部幸紀社長は、実習生が北海道での生活環境に順応し、同社で働きたいとの希望があれば「正社員として採用し、技術者として働いてもらう」との考えを披露。将来は本人次第と前置きした上で、「当社で働き続けてもいいし、ウランバートルに帰って独立するのもいい。また、モンゴルという国自体が建築の法整備が日本ほど整っていないので、法律の整備といった国の発展に携わる技術者になってもいいのでは」と期待を寄せている。

建築士の育成について語る武部社長(左)とノミンエルデネさん

 武部社長は4年前から毎年秋にモンゴルを訪問。同国の学生について「教育レベルやモチベーションが高い」と感じていて、建築士の育成を考えた。そして2017年9月には北海道モンゴル経済交流促進調査会(武部勤会長)がウランバートルに派遣した経済ミッションに参加し、モンゴル建築士協会と実習生の受け入れなどを盛り込んだモンゴルの若手建築士育成に関する覚書を交わした。また、訪問した国立モンゴル科学技術大にも卒業生を受け入れることを申し出て、了承された経緯があった。

 武部社長は18年9月に参加した経済ミッションに併せ、同社でのインターンシップを希望する実習生や学生16人の面接を現地で実施。その結果、「抜群に日本語が上手で、通訳ができるぐらい日本語でのコミュニケーションが取れる」(武部社長)との理由で、ノミンエルデネ・デルゲルサイハンさんの受け入れを決めた。

 ノミンエルデネさんは1995年1月11日生まれの24歳。18年1月にモンゴル科学技術大建築学科を卒業し、現在は同国内の建築デザイン会社に勤務している。高校時代、宇都宮市内に約1年間ホームステイしていたことから日本語は堪能だ。2週間と短い期間ながら、CADなどを使って設計補助の仕事をしているノミンエルデネさんは「モンゴル国内の建築における設計や施工は寒さとの闘い。どのように克服しているのか知り、いろいろな日本の設計技術を学びたい」と目を輝かせている。

 武部社長は「技術者として働いてもらうことを目標としてインターンシップを実施している」と話し、「日本の生活や人間関係、会社の仕事、自分の中でうまくやっていけるかを見極めてもらい、当社としても日本で仕事するというやる気、モチベーションを見たい」との考え。そして、今後については「学びたい、働きたいという若者がいれば、単に人手ではなく、人材として採用し、最終的には人財に育てたい」との思いだ。


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