日ハムBPアクセス道路 新設2.8kmは道道で

2019年01月30日 18時00分

 北広島市は29日、北海道日本ハムファイターズのボールパーク(BP)推進に向けて要望書を道に提出した。アクセス道路として新設する市道共栄南1号線と市道大曲椴山線を結ぶ2・8㌔を道道として整備することをメインに6項目を要望。道は新設に向けて大規模等公共事業専門評価の実施に関する手続きに入る考えを示した。総事業費は約73億円で、内訳は市が約10億円、道が約63億円。施工スケジュールは2018―19年度に市が環境調査や実施設計を進め、20―22年度に道による工事を見込み、23年3月のBP開業に備える。

 市の道塚美彦副市長と川村裕樹企画財政部長が道庁を訪問。渡辺明彦環境生活部長と岡田恭一建設部長に要望書をそれぞれ手渡し、提出後に「要望書の内容を道に受け入れてもらえて感謝している。BPは北海道のシンボルになることを目指している。壮大な事業だが、開業に向けて今後も連携して取り組みたい」と話した。

 道道としての整備を求めたアクセス道路は、国道274号につながる市道大曲椴山線と建設地のきたひろしま総合運動公園付近の市道共栄南1号線を結ぶ延長2・8㌔。2車線、歩道なしを想定。

 当初は総事業費を約37億円と見込んでいた。ただ、市が概略設計などを進め、自然環境への影響を考慮し、河川横断をボックスカルバートではなく4橋の橋梁で検討しているため事業費が増額した。

 また、アクセス道路として新設する市道共栄南1号線から国道274号の区間、既存道路の市道北進通線、市道共栄南1号線、市道共栄南1号支線、市道公園通線の拡幅、きたひろしま総合運動公園の公園区域の造成、共栄地区の未普及区間を対象にした雨水管・汚水管布設に関する予算確保を要望。23年3月のBP開業に向けて、市が各種インフラ整備を進められるように社会資本総合交付金など財政面の支援を求めた。19年度は用地取得や道路と橋梁の詳細設計、用地確定測量、雨水管整備などを予定している。

 さらに、近隣商業地域などの指定といった市街化区域への編入など都市計画手続きに関する支援を要請した。


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