千歳市と千歳科学技術大は1月31日、大学の公立大学法人化の認可に伴う記者会見を市庁舎で開いた。山口幸太郎市長と川瀬正明学長が出席。大学が知の拠点となり千歳市の活性化につながるよう連携を確認し、4月1日の開学に向けて意気込みを示した。道内にある4年制の私立大学が公立化するのは初の事例。
冒頭、山口市長が31日付で北海道から公立大学法人公立千歳科学技術大学の設立許可を受けたこと、大学が文部科学省から千歳科学技術大学設置者変更認可を受けたことを報告。必要な認可がそろい、4月1日から公立千歳科学技術大学として開学することを伝えた。
山口市長は「大学がまちづくりの一翼を担い知の拠点として地域と共生し、科技大で学ぶ若者の力が将来にわたり千歳の活力となるよう期待している」と述べた。
初代理事長予定者となっている川瀬学長は、経営や教育、地域貢献に関する改革に取り組むことを説明。「公立大という名前だけじゃなく中身も充実したものになるように」と決意を示した。