大きな現場持てるように
東星渡部建設(本社・弟子屈)に入社して2年目。河川の現場で測量業務に励んでいる。「間違えないよう何度も確認する」。寒さに負けず、懸命に作業に当たっている。
釧路工高建築科在学中は「変わった建築物を見掛けると、面白さを感じていた」。だが、同社が施工した道横断道阿寒IC新設の現場を見学したのをきっかけに、土木に興味を持った。
釧路市出身。はじめは市周辺の会社に就職しようと考えていたが、「現場を見学して土木に興味を持った縁で、この会社にしたいと思った」。「仲が良くてにぎやか。なじみやすい会社」と明かす。
「自分が使っている高速道路が、うちの会社で施工したのかと思うと、うれしい」と話す。土木の現場に入り、「一つの現場でも河道の掘削やブロックの設置、舗装など違う工種があり、規模が大きい」と、建築との違いを感じている。
徐々に仕事に慣れ、任されることが増えた。現在は補助員を務める。「ゆくゆくは現場代理人として、大きな現場を持てるようになりたい」と意欲を見せる。
「天気が悪くなったりすると予定通りに進まないこともある。臨機応変に動けないと務まらない」と考えている。現場代理人を見て「すごいと思うし、尊敬する。いずれ自分もならなければ」との思いを胸に、前向きに仕事に取り組んでいる。
1998年11月20日生まれ。休日は友人とのドライブを楽しんだり、ギターを弾いたりして過ごす。