全道14総合局・振興局が3月に発注する農業農村整備事業工事は、前年度を21%程度上回る約284億円となる見通しだ。2018年度補正予算の対象工事を先月公表された工事等概要などを基に本紙が集計した。桧山を除く13総合局・振興局で217件程度の発注を予定し、空知が最多の80件、151億円程度を見込んでいる。
19年度工事等概要を基に、本年度ゼロ国債と翌債工事を含む3月発注工事を集計。217件前後の発注を見込んでおり、95%以上を農業土木が占めている。等級別で見ると、農業土木のA等級が157件で265億円前後、B等級が10件で約5億円、C等級が5件で1億円程度、随契が36件前後で約3億円、農業土木以外が9件で10億円前後を予定している。
総合局・振興局別では、最多の空知は前年度と比べると16%程度増加する見込み。次いで上川が65%増の47件、約57億円、石狩が25%減の23件、14億円程度。十勝は37%増、オホーツクは24%増で、それぞれ9件、11億円前後を発注する。