札幌平岸地区の雨水拡充管新設 初弾工6月に公告

2019年02月10日 07時00分

 札幌市下水道河川局は浸水対策として、2019年度から新たに平岸地区の雨水拡充管整備に着手する。5カ年の総事業費に約35億円を投じ、総延長3・2㌔の拡充管を新設することで、周辺の集水能力を高め、被害を軽減する。初弾は管径1500㍉を延長455mにわたり布設する計画。2工区に分け6月ごろに公告する方針だ。

 集水範囲は約60haで計画。北の地下鉄東豊線学園前駅、南の南北線平岸駅前をつなぐ国道453号に沿った地域で、国道には豊園通や米里行啓通、白石中の島通など主要幹線が交わる。

 局地的大雨により14年に1時間当たり最大で44㍉の大雨を記録するなど、近年は、浸水被害が頻発。都市化が進み、避難所や高齢者施設の立地も多いことから、下水道浸水被害軽減総合事業を活用し対策を施す。

 地区内に管径300―1500㍉の拡充管を延長3・2㌔にわたり新設することで、既存管の能力を超えた排水に対応できるようにする。

 19年度は、学園前駅の南側の国道453号や豊園通などを含む区間で着工する見通し。

 続く20年度は北海高校の南側から米里行啓通までの延長700m(管径800―1500㍉)、21年度に米里行啓通からKKR札幌医療センターまでの延長650m(同800―1000㍉)の施工を見込む。

 22年度は平岸4条3丁目の米里行啓通交点から平岸3条7丁目周辺までの延長800m(管径300―700㍉)を布設。最終年度に北海高校周辺の延長220m(同400―500㍉)やKKR札幌医療センター南側350m(同500―600㍉)を施工し仕上げるスケジュールを想定する。

 現在市内では東雁来周辺地区を対象に雨水拡充管整備を進めていて、20年度までにポンプ場と合わせて約3㌔を整備する計画となっている。


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