道建設部建築局は、札幌医科大付属病院の既存棟改修2期を主体、電気、管に分割して夏にも公告する。入札方式はいずれも簡易型総合評価方式で、主体は施工計画審査Ⅰ型の採用を検討している。全ての工種を合わせた工事費は10億円程度となる見込みだ。
付属病院既存棟改修は札医大再整備の一環。老朽化・狭あい化が進む南・北病棟、中央診療棟、外来診療棟で病床の増床や手術室の拡張、設備の長寿命化などを図る。規模は南・北病棟、中央診療棟がSRC造、地下2地上11階、延べ5万762m²、外来診療棟がSRC造、地下2地上4階、延べ1万4328m²となっている。
全体を4期に分けて発注し、22年度末までに完成させる。総工事費は55億円を見積もっている。1月には1期を発注しており、南病棟の8―11階と手術室1室を整備する。
2期は北病棟の6―8階と手術室2室を改修する予定。秋にも開札し、年内の着工を目指している。主体、管、電気を合わせた工事費は、1期と同程度の約10億円を試算する。