札幌市都市局が2019年度に予定する、災害時などの脱落防止を図る市有建築物特定天井対策の対象施設が判明した。工事は手稲曙温水プールなど6施設、設計は大型案件の札幌コンサートホールKitaraや生涯学習総合センター(ちえりあ)などを含む12施設を計画している。
計画的修繕の保全推進事業と合わせ、15年度から市有建築物の特定天井対策を推進している。
19年度予算案では、関連予算として4億5100万円を計上。前年度と比べて対象施設数が4施設増えたため、予算額も2・1倍に増加した。
工事6施設は、いずれも保全推進と合わせて単年度での整備を計画。このうち天井約1000m²に上る手稲曙温水プールでは、軽量化による対策を施す考えだ。
設計12施設を見ると、大型案件となる札幌コンサートホールKitaraや生涯学習総合センターの2施設が入り、保全推進と合わせて20年度着工の2カ年整備を目指している。
このほかの施設は、20年度以降に単年度整備を計画するが、議場部分が対象となる市本庁舎は複数年に分ける可能性もある。
2019年2月18日付の北海道建設新聞紙面および有料会員サイトe-kensinプラスでは、工事と設計の2019年度対象施設を掲載しています。