小樽開建が進める5号小樽市小樽花園電線共同溝の2019年度以降残事業費は、約9億円となる見込みだ。総延長1280mのうち、18年度末で海側(上り車線)の680mの施工が完了し、事業の折り返しを迎えている。19年度からは、残る山側(下り車線)の延長640mを施工する予定だ。
道内有数の観光地である小樽中心市街地を対象に、安全で快適な歩行空間と緊急輸送道路を確保し、良好な都市景観形成や観光振興に向けたまちづくりを支援するのが目的。総事業費は約19億円となっている。
事業区間は、5号と市道公園通線が交差する花園十字街から、小樽経済センタービル手前までの1280m。歩道各3mを開削し、電力用管路(CCVP100―130㍉)、通信用管路(RRVE54―82㍉、PLP・P2S50―125㍉)をそれぞれ埋設後、舗装復旧などを施す。
全体の詳細設計は、14年度に北海道道路エンジニアリングが担当した。
18年度までに、海側区間640mを施工し、全体事業量の半分を消化した。19年度以降は、残る約半分の山側640mを順次施工する。
19年度以降残事業費は、過去の事業計画通知を積み上げた総額から計算すると、9億円程度となる見込みだ。