古平町が設計を進めている中心拠点誘導複合施設が、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づく最高ランクの5つ星と、1次エネルギー消費を50%以上削減する「ZEB Ready(ゼブ・レディ)」評価を取得した。町によると、道内公共施設での取得は初めて。
役場庁舎、図書館、地域交流センター、地域防災センターの機能を備える施設で、RC造、3階塔屋1階、延べ3806m²の規模。浜町40の4に新築する。大成建設の設計施工で、基本設計を進めている。事業費は23億円を試算する。
20日付で設計段階の1次エネルギー消費量51%削減が認証された。新庁舎は、地中熱利用としてボアホールとアースチューブの2方式を採用。建物内の照度は自然採光やハイサイドライト、人感センサー付きの高効率LED照明で確保する。空調や冷暖房は外断熱工法、放射式暖冷房、高性能Low―e複層ガラスで高効率化を図る。
2019年度から実施設計に取り掛かる。町は「新たな創エネ設備の導入検討を含め、さらなる省エネに取り組みたい」と話している。

認証を受けた新庁舎の省エネ技術