道経済部は、2018年度上半期(4―9月)の道内観光入り込み客数をまとめた。道内を訪れた観光客は前年度同期比2・5%減の3567万人だった。9月に発生した北海道胆振東部地震や5月の連休後半の天候不順が減少につながった。しかし外国人観光客は12・6%増の135万5900人に上り、調査開始以来、上半期として初めて130万人を突破した。
内訳は道内客が2・9%減の3092万人、道外客が4・5%減の339万人。
外国人観光客は、震災の影響があったものの、アジア圏の北海道人気や観光事業者による商品開発の取り組み、国際定期便の新規就航や増便を背景に増加。国・地域別では、韓国が最も多い37万2900人。第2四半期(7―9月)の伸び率は鈍化したが、上半期としては16・2%増加した。次いで台湾が2%増の28万8700人、中国が18・4%増の27万1600人と続く。
圏域別で見ると、道央圏への入り込み客数(延べ人数)が0・5%増の4988万人で全体の53・9%を占めた。道北が3・3%減の1489万人、道南が2%増の857万人など。
第2四半期の宿泊客観光消費額は、道内客が2万7204円と増加したものの、道外客が8万7133円、外国人観光客が14万17円とそれぞれ前年度を下回った。