高校生けんちくコンテストで帯工生が銀賞を獲得

2019年03月04日 07時00分

 日本工学院とオートデスク(本社・米国)が主催する第9回高校生けんちくコンテストで、帯広工高建築科3年の高木なつみさん、黒沢留菜さんの共同作品「そらのまなびや」が2月中旬に銀賞を獲得した。同校からは初の応募ながら初入賞を果たした。

 同コンテストは2010年から開催。テーマに沿った建築物を設計し、A3判用紙1枚に手描きかパソコンで断面図やパース、建物の特徴などを書き込む。審査会を経て金賞1点、銀賞2点、そのほか銅賞や審査員特別賞などが決まる。

 今回のテーマは「楽しい学校」。全国の高校から327点の作品が集まった。審査委員長は日本建築美術工芸協会の岡本賢会長、審査員は建築家の小田島佑氏、藤原成暁氏らが務めた。

銀賞に輝いた高木さん(左)と黒沢さん

 作品は「そらのまなびや」と題した3階建ての校舎。教室から屋上までの距離が近く、3階かららせん階段を上った屋上には天文台を設置。廊下や階段に遊具を配置するなど2人が育った少人数制の学校を想定し、小さいまちでも楽しめるよう、2人が考える楽しい要素を図面にちりばめた。

 審査員の藤原氏は「緻密なイラストが添えられた優れたプレゼン。北海道の大自然にふさわしいスケールか模型などで検証すると良い」と講評している。

 2人は指導する教師からコンテストの存在を聞き、放課後の教室で設計を始めた。締め切りまではわずか2カ月、時には意見の衝突もあったが、意図や思いを伝え合って納得のいく作品が完成した。

 銀賞受賞が決まった際に高木さんは「金賞を取りたい気持ちもあったが本当にうれしかった」と話し、黒沢さんは「3年間一緒だった友達と受賞できて良い思い出になった」と感じている。

 卒業後は公務員となる高木さんは「建築との関わりはなくなるが、工業高校での3年間で身に付けた最後まで頑張る力を仕事にも生かしたい」という。建築デザインを学ぶため道内の専門学校へ進学する黒沢さんは「コンテストを通して得たものを次のステップへの糧にしたい」と前向きに語った。


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