新冠町ホロシリ乗馬クラブ移転 厩舎などから19年度着工

2019年03月13日 12時00分

 2019年度からホロシリ乗馬クラブの移転に取り掛かる新冠町は、クラブハウスや厩舎(きゅうしゃ)などの新築を6月中旬に指名競争入札する予定だ。総事業費7億5262万円を投じ、20年度までに新施設を整備して21年度に既存施設を撤去する計画。予算案に事業費3億6105万6000円を計上し、6月議会での契約承認を経て着工。入札は町内業者対象だが、発注規模や共同体施工とするかは検討中としている。

 節婦町にあるホロシリ乗馬クラブは、室蘭開建の日高自動車道仮称・新冠IC―静内IC間ルート上に位置し、道路整備の支障となる。このため西泊津地区のパークゴルフ場に隣接する町有地への移転を決めた。

 設計はエーシー企画とアサヒコンサルタント、地質調査は上山試錐工業に依頼した。

 敷地面積は、施設ゾーンが2.7ha、放牧地ゾーンが2.5haの計5.2ha。施工施設(=表)は19年度が堆肥場、牧草庫(S造の乗馬輸送用箱つり併設)、職員休憩所、厩舎、器具庫兼審判室、屋外馬場、クラブハウス、バンガロー2棟。牧柵やゲート、夜間照明、受水槽、場内排水の整備、敷地の造成や外構も含め、年度内で進める。

 20年度は、屋内覆馬場の建設と改良済みの駐車場で舗装するほか、牧柵設置を予定。6月中旬に入札し、議会承認を経て着工する見通しで、工期は2月下旬までを見込んでいる。

 21年度は春に新施設が開業した後、旧施設を撤去。職員休憩所、厩舎、器具庫兼審判室、屋外馬場、クラブハウス、屋内覆馬場を解体する。

2019年3月13日付の北海道建設新聞(11面、道南・後志版)には、ホロシリ乗馬クラブ移転の主な新設・撤去施設の名前、構造、延べ面積などの一覧表を掲載しています。


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