新幹線旭川延伸勉強会で北大の佐藤馨一名誉教授が講演

2019年03月16日 15時00分

「本道の需要に合うビジネスモデルを」

 旭川商工会議所は12日、同商議所で北海道新幹線旭川延伸に向けた第3回勉強会を開いた。佐藤馨一北大名誉教授が「北海道新幹線旭川延伸への道」と題して講演し、本州に比べ道民の新幹線利用率が少ないことを踏まえ「北海道の需要に合うビジネスモデルを構築することが重要」と旭川延伸を検討する価値を強調。今後の課題には路線計画や事業性を高める方策などを挙げた。

新幹線が持つ可能性を示した

 講演会には約100人が参加した。佐藤教授は「北海道の主要観光地を短時間で結ぶことで地域の魅力が増す」と話したほか、「人だけではなく、貨物も運ぶビジネスモデルを確立する必要がある」と強調。札幌―旭川間で特急列車が止まる深川駅を例に、「人の乗り降りは少ないが、貨物のための駅を造ることで周辺には会社もできるし、町も大きくなる」とし、新たな事業形態の可能性を示した。

 路線計画に関しては、札幌駅から旭川駅までの駅数を2―3駅にすることで、各駅の距離が新幹線の速達性を確保できる30―40㌔に達するとの見解を示した。

 また、新幹線や路線の規格にも触れ、短時間で各地域を結ぶためには現在営業している新幹線と同等のフル規格であることが必要と指摘し、需要や運行ダイヤの観点から単線での整備を提案。需要を喚起する方策としては、他の新幹線沿線で新幹線整備促進期成会が発足していることを挙げ、「講演会やシンポジウムなどを開催し、新幹線誘致の雰囲気を醸成することが重要」と述べた。

 北海道新幹線旭川延伸が持つ可能性についても強調し、「100―200年後にはサハリンを経由してモスクワまで至るなど、夢を持って延伸の実現につなげてほしい」と呼び掛けた。


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