ドローン活用検討会、28日設立 旭川開建

2019年03月25日 07時00分

 防災や維持管理をより高度な視点から―。旭川開建は、28日にドローン活用検討会を設立する。2019年度内に10時間以上の飛行訓練を実施してドローンの操縦技能を持った開建職員を育成し、災害対応や維持管理などの通常業務でドローン活用を展開する方針だ。同部独自の取り組みで、旭川開建によると他開建に先駆けた活動という。

 近年、自然災害が頻発・激甚化する中、ドローンは被災状況の迅速な確認や復旧に有効で、3次元計測などICT施工でも活用が進むことから、先行する農業部門に加えて、道路、河川の全部門にドローン操縦に対応できる体制を整えるため検討会を設立することとした。

坪井防災対策官を事務局に検討会を進め、全部門的にドローン操縦に対応する体制を整える

 坪井進防災対策官が事務局代表となり、検討会を構成する。アドバイザーとして、空撮や無人航空機による調査などを専門とするレイブプロジェクト(旭川)の代表で、ドローン操縦技能を審査するPROパイロット技能認定会などを主催する、無人航空機のパイロット歴約30年の請川博一氏が就任する。

 28日の設立当日から技能講習を開始して、19年度末までに講習会を重ねて職員約20人に10時間以上の飛行訓練を実施する予定。現在は汎用(はんよう)型ドローンが農業整備課と土地改良情報対策官に2機が配備されており、今後は河川部門にも配備予定。

 受講する職員の技術向上に併せて、降雨時にも稼働できる全天候型のドローンも配備し防災力強化を図る考えだ。

 


関連キーワード: ドローン 開発局

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 東宏
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (2,980)
おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,385)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,323)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,275)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (898)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。