新千歳空港国際線ターミナルビル内のホテル 運営者決まる

2019年04月05日 07時00分

 新千歳空港ターミナルビルディング(本社・千歳)は、新千歳空港国際線旅客ターミナルビル内に設けるホテルの運営者を碧雲堂ホテル&リゾート(同)に決めた。海外富裕層をターゲットとしたハイクラスホテルと位置付け、171室で構成する客室は43―250平方㍍の広さを持たせる。2020年1月の開業を予定する。

 北海道空港のグループ会社である碧雲堂ホテル&リゾートは、新千歳空港国内線旅客ターミナルビル内にあるエアターミナルホテルや、千歳ステーションホテル、丸瀬布温泉マウレ山荘の運営を手掛けている。空港ホテルの実績があることから、運営者として選ばれた。

 ホテル名は「ポルトム インターナショナル北海道」。日本文化を随所に取り入れ、共有フロアに茶室や和のアート作品を展示。5―8階の客室は108室あるスタンダードで43平方㍍とし、最上階で1室のアッパークラススイートは250平方㍍の広さとした。

 4日に千歳市内で開いた会見で、新千歳空港ターミナルビルディングの永井誠一常務は「海外客の多くから客室の狭さの指摘や、ハイクラスホテルへの要望が多い」と背景を説明した。

ハイクラスホテルが入る国際線旅客ターミナルビルの外観イメージ

 新千歳空港では訪日外国人の増加に伴い、狭あい化した国際線ターミナルビルの拡張工事が進んでいる。このうちホテル部分はS一部RC造、8階、延べ2万872平方㍍の規模で、事業費160億円を試算する。

 


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