技能の道へ第一歩踏み出す 各地の高等技専で入学式

2019年04月12日 12時00分

地域支える原動力に 帯広高等技専に5科59人が入学

技術や技能習得へ努力すると誓った

 道立帯広高等技術専門学院は10日、同学院体育館で2019年度入学式を開いた。5科59人の新入生が地域で活躍する職業人を目指し、技能者としての第一歩を踏み出した。

 新入生は電気工学科13人、金属加工科5人、自動車整備科20人、建築技術科12人、造形デザイン科9人。このうち女子は自動車整備科に1人、造形デザイン科に3人入った。

 瀬賀聡学院長は「学院での2年間は職業人として離陸するための力を蓄える大切な期間。私たち教員は皆さんがしっかり滑走路を助走し、飛び立てるよう指導していく」と話した。

 来賓である十勝総合局の中川清一産業振興部長は「地域を支える原動力は次世代のものづくりを担う皆さんです」と激励し、田中敬二帯広副市長は「志を共にする仲間と共に技術者の基礎を学んでほしい」と呼び掛けた。

 新入生を代表して電気工学科の秋保隼人さんは「何があっても諦めず、目標に向かってまい進していく」と誓った。

 

6科65人が第一歩 旭川高等技専で入学式

新入生代表の森川さん(右)が誓いの言葉を述べた

 旭川高等技術専門学院は10日、同学院で2019年度入学式を開いた。建築技術科など6科に入学した65人が、技能者になるための第一歩を踏み出した。

 19年度はシステム制御技術科に9人、自動車整備科に11人、印刷デザイン科に18人、色彩デザイン科に5人、建築技術科に7人、造形デザイン科に15人が入学。うち女性は20人となった。

 式辞では、森永泰三学院長が「技能の習得に努め、北海道の産業、経済を担う人材になってほしい。目標を持って研さんに励み、充実した生活を送って」と呼び掛けた。

 来賓の佐藤卓也上川総合局長は「皆さんは技能を習得する第一歩を踏み出した。輝かしい未来につながることを期待する」と激励した。

 この後、新入生を代表してシステム制御技術科の森川海音さんが「立派な技術者になるため、日々努力をしていく」と誓いの言葉を述べた。

 

産業担う技術者に 室蘭高等技専が入学式

入学生代表の西山さんが、松本学院長に誓いを述べた

 道立室蘭高等技術専門学院は10日、同学院で2019年度入学式を開いた。2年制第3期生となる金属加工科1人、精密機械科5人の計6人が入学。将来のものづくり産業を担う技術者を目指し、専門技術を習得する訓練に励む。

 松本一宏学院長は「皆さんが歴史と伝統を誇る室蘭で成長し、地場産業の活力となることを地域は期待している」とし、「夢や希望の実現にまい進してほしい」と呼び掛けた。

 来賓の青山剛室蘭市長は「市内には世界を支えるものづくりのグローバルカンパニー、進化を続ける中小企業が集積し、人材の確保が求められている。卓越した技術の研さんを」と鼓舞した。

 入学生代表の西山武志さんは「創造性豊かな職業人になれるよう、日々の訓練に励みたい」と決意表明した。

 

技能の道を志す 函館高等技専で入学式

鈴木学院長に決意文を手渡す須田さん

 道立函館高等技術専門学院は10日、同学院で2019年度入学式を開いた。技能の道を志す4科43人が、専門技術の習得を目指し、2年間にわたる訓練課程のスタートを切った。

 新入生は機械技術科が9人、システム制御技術科が9人、自動車整備科が18人、建築技術科が7人という内訳。各科の担任が1人ずつ名前を読み上げ紹介した。

 鈴木一弘学院長は、学院での技術習得と社会人として地域で活躍できる人材に成長してほしいと呼び掛け、「誠実、規律、根性の3つの言葉を心に留め、自らを磨き、社会へ羽ばたくことを期待する」と式辞を述べた。

 新入生を代表して建築技術科の須田彩美さんが「2年間で就職を目指し、知識・技能の習得に向けて精いっぱい努力する」と精進を誓った。


関連キーワード: フレッシュ 人材育成

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 北海道水替事業協同組合
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,374)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,288)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,279)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,074)
藻岩高敷地に新設校 27年春開校へ
2022年02月21日 (987)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。