札幌臨床検査センター(札幌市中央区北5条西18丁目9の1、大井典雄社長)は、12日に行われた道有地売却の一般競争入札で、旧道庁西18丁目別館敷地約4800m²を落札した。本社機能拡充のための社屋新築用地として取得。今後、複数の事業案から絞り込み、内容を固める意向だ。
落札したのは、札幌市中央区北3条西18丁目と西19丁目、北4条西19丁目にまたがる土地計4757m²。用途地域は建ぺい率80%、容積率300%の近隣商業地域。北側に札幌市の二中公園、東側にマンションやオフィスビル、西側に西本願寺札幌別院がある。
敷地内には、旧道庁西18丁目別館(RC造、地下1地上4階、延べ1367m²)や車庫、ブロック塀基礎や門柱、電柱などの工作物があり、同社が解体撤去する。
引き渡し日から2年を超えない範囲で建物に着工。企画提案書に基づき5年以内に竣工させることが要件となっている。
法人所在地にある本社ビル(RC造、5階、延べ4085m²)は、賃貸入居。中央区北3条西20丁目に所有する4階建ての旧本社ビル2棟(延べ1489m²、延べ1297m²)は医薬事業本部などで活用している。
道は土地利用に関する企画提案を審査した上で入札。同社が26億円で落札した。最低売却価格は9億6266万円。
企画提案をした6者が応札し、提案内容には食品スーパーと分譲マンション新築、老人ホームと分譲マンション新築、事務所新築などがあった。