安平町が追分地区で建設を進めてきた道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」が19日、開業する。道内では124駅目で、国道234号沿線では初。町の鉄道遺産であるD51などを活用し、魅力を町外に広くアピールする狙いだ。
総工費7億100万円を投じ追分柏が丘49の1に完成した同駅は、センターハウスと直売所、鉄道資料館の構成。2017年6月に着工し、18年10月に完成した。
敷地面積は5744m²で、規模はセンターハウスがS造、平屋、延べ905m²。直売所がW造、平屋、延べ146m²。鉄道資料館はS造、平屋、延べ320m²となる。
センターハウスにはレガシーギャラリーを設け、D51運行当時の資料映像や写真を展示。来場者が昭和を懐かしみ、休憩できるほか、追分駅の駅名標やD51のナンバープレートなどを展示した鉄道資料館を併設している。
11、12の両日開いた内覧会には町民ら約200人が訪れた。及川秀一郎町長は「来場者の笑顔があふれている。オープンが楽しみ」と期待を込めた。
北海道胆振東部地震の影響で遅れている車両搬入は6月ごろ完了し、D51とキハ183系が駐車場に隣接して展示される予定だ。
工事メモ
▽主体=森本組・サン技建JV▽電気=オリオン電工・大西電気JV▽機械=進興工業・広和工業JV▽外構=丸彦渡辺建設・渡辺建設JV▽設計=ドーコン