室蘭建管は、JR白老駅周辺で進める白老大滝線拡幅の関連工事4件を、月末から順次一般競争公告する予定だ。2020年4月開設予定の民族共生象徴空間周辺で展開。歩道新設や路肩拡幅、既存歩道の舗装表層部打ち換えなどを施工し、観光客の周遊環境改善を図る。
国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などで構成する民族共生象徴空間(愛称・ウポポイ)は、白老駅からほど近い若草町2丁目で整備が進む。
開設に合わせ、道はアクセス性向上のため、公園通などの町道を道道白老大滝線として移管し、歩道拡幅などの整備を実施している。
対象は白老大滝線と公園通の交点を北東に進んで、白老駅東側の踏切を南に渡り、白老駅南口に向かって駅前通を南進し、国道36号に抜けるルート。このうち施工該当区間に関し、歩道を植樹帯含め4・5mに拡幅・新設し、照明を更新する。
工事は6月入札分が3件で、うち2件は簡易型総合評価・施工実績審査型総合評価を採用する。延長480mの両側歩道新設、路肩拡幅をする公園通地区ほか(概算工事費1億5000万円)と、延長350mで歩道の一部拡幅と舗装表層打ち換えをする中央通地区(同1億円)。ほかに延長320mの舗装構造改良(同2000万円)がある。
7月入札分はポロト線地区(同7000万円)の1件。JR線路付近の延長150mで、路盤・舗装打ち換えとロードヒーティング更新を予定し、簡易型総合評価・施工実績審査型総合評価で実施する。