北海道生コンクリート工業組合青年部が13年ぶりに復活

2019年04月25日 12時00分

 北海道生コンクリート工業組合の青年部が13年ぶりに復活した。道内の若手経営幹部6人が23日に札幌市内で総会を開き、規約の改正や今後の活動基本方針などを考えた。部長は岡本興業(本社・札幌)の岡本敏秀副社長が就任。業界を挙げた人材育成と企業間の連携・情報共有を旗印に、道内生コン業界の活性化を目指すことを申し合わせた。

 道工組の青年部は2006年度まで活動していたものの、ここ数年は建設不況などを要因に休眠状態となっていた。そんな中、成田真一理事長が若手経営幹部に活動再開を打診。上部団体の全国生コンクリート工業組合連合会で、西日本を中心に青年部を立ち上げようとする動きが出ていることも背景にあった。

 昨年、組織の中枢を担う幹事会を開催し、岡本副社長を部長、高嶋コンクリート工業(本社・芽室)の加藤貴裕社長を副部長に決めた。函館生コンクリート(同・七飯)の松田憲佳専務とハタナカ昭和(同・留萌)の菅沢和人取締役総合企画部長、静内生コン(同・新ひだか)の出口隆朗副社長、名寄生コンクリート(同・名寄)の中山翌社長が名を連ねる。

 23日の総会で規約を改正。50歳未満だった年齢制限を撤廃することで、柔軟な発想を持った仲間を広く募れるようにした。セミナーや異業種交流会の開催も決めた。

 岡本部長は「当面は6人でスタートし、道内の同志と勉強会を開くなど徐々に活動の幅を広げたい」とあいさつ。来賓として出席した成田理事長は「東日本は青年部が少なく、その意味で北海道の青年部が全国に果たす役割は大きい。業界を背負うよう頑張ってほしい」と期待した。

 前部長として06年度まで青年部を引っ張ってきた、ハタナカ昭和の内山信一専務も参加。「材料がない、人もいない、車もないと業界は無いもの尽くしだが、若い人の力で課題を乗り切ってほしい」とエールを送った。

6人で再始動した道工組青年部


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