業務適性判断などに活用 FA―MASの感情スキャナー 

2019年05月16日 15時00分

 セキュリティー機器販売やシステム開発を手掛けるFA―MAS(本社・東京、ファマス)は、感情スキャナー「Aシステム」を活用した組織力向上のトータルソリューションを提供している。1分間の動画撮影によって、人の感情を見える化。解析結果はストレスや攻撃性など16項目ほどで数値化し、従事する部署や業務の適性判断などに役立ててもらう。2018年6月のサービス開始から、建設や運送会社など80社ほどの導入実績を上げている。

微細な振動を解析してストレスや攻撃性などを数値化する

 カメラで1分間動画撮影してシステムに取り込んだ映像から微細な振動を解析し、ストレスや攻撃性などの感情を数値化する。標準版の解析データは緊張や活力、自制心、ネガティブ量など16項目。最上位サービスのPRO版は個性や社会性、対人スキルなどを合わせ31項目から個人を分析することができる。

 解析結果から、ストレスがたまっていないかやトラブルを起こす可能性がないかなどを判断する。結果はA3版のリポート用紙1枚にまとめ、グラフと数値から把握することができる。

 解析結果の提供だけでなく、教育研修や社内マニュアル策定、組織図作成など改善に向けた各種ソリューションを用意しているのも特徴。依頼する企業側の悩みや課題をヒアリングし、いくつかのソリューションを組み合わせることで最適な成果を導くよう促す。

 新卒や中途など就職希望者の適性を見抜くための面接サポートとして活用する方法もある。所属する部署の適性判断に利用したり、やりがいのある新規事業に従事させることで、離職率の軽減につなげることもできるとみている。

 カメラの設置やシステムへの取り込みには専用知識が必要なため、基本は同社か販売代理店のスタッフが出向き、解析作業などを進める。料金は求める解析メニューによって異なり、対象者1人当たり3000―5万円で設定している。

 同社は「市場に多い適性検査と異なり、被験者の主観が入らないシステムのため、個人の特性を客観的に見ることができる。測定時間は1分足らずで、評価レポートは簡潔で分かりやすいので手軽に導入できる」と優位性を話す。

 建設会社やシステム開発会社、運送会社などで採用された。道内でも現場の新規入職者対策などで活用を見込むほか、販売代理店を募るなどして広く使ってもらいたい考えだ。


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