日高建設協会の若手経営者らで構成するプログレス日高は、日高管内の名所、魅力などを映像に収めた観光DVDを10年ぶりに更新した。管内外の観光客向けに1000枚製作し、配布を始めた。地域振興のきっかけとして期待される。
DVDは2009年、地域の魅力を伝えようと同会の設立20周年記念事業として製作。外国人観光客が増加するのに合わせ、上海、ミラノなどの海外、札幌駅前通地下歩行空間でも上映した。
時代の変化に合わせ、会の設立30周年記念事業の一環として更新することにした。
製作はDO―EI(本社・札幌)に依頼し、1年がかりで完成させた。静内二十間道路の桜、馬の競りの様子など、四季の変遷に合わせて、異なる表情を見せる日高の様子を映像で紹介している。会員が撮影した映像や、ドローンで撮った動画なども盛り込んでいる。
観光拠点や管内の役場などの多くの人が集まる場所に配り、ユーチューブにもアップロードし、見られる形にする。
磯田洋一会長は「われわれはオール日高の団体。各町にも観光DVDはあるが、全町が線で結ばれることは少ない」とし、「日高は魅力あふれる地域だが、知られていないのが残念。1人でも多くの人たちに興味を持ってもらい、地域活性化につなげたい」と話している。(苫小牧)
(北海道建設新聞2019年5月16日付13面より)