鈴木直道知事は、6月1日付の特別職人事で、副知事に元農政部長の土屋俊亮氏、浦本元人公営企業管理者、中野祐介総務部長の3人を起用する方針を固めた。公営企業管理者の後任には、小玉俊宏会計管理者兼出納局長を充てる。臨時道議会最終日の22日に提案し、同意を受ける。
現在の辻泰弘、窪田毅、阿部啓二の3副知事は退任する。一度に全ての副知事が交代するのは道政史上で初めて。
新たに就任する土屋氏は、札幌市出身の61歳。1980年に北大農学部を卒業し、入庁した。農政部次長、経済部食産業振興監を歴任した後、2015年に農政部長に就任し、17年に退職。北海道銀行に再就職し、アグリビジネス推進室産業戦略部長を務めている。
浦本氏は、苫小牧市出身の62歳。81年北大工学部卒で、建設部まちづくり局長、東京事務所長、総合政策部知事室長を経て、17年に現職に就任した。
総務省から出向中の中野氏は、静岡県出身の49歳。94年に東大経済学部を卒業。消防庁国民保護・防災部防災課地域防災室長を務めた後に、17年4月に道に出向となり、現職に就いた。北方領土対策本部長も兼務する。
公営企業管理者に就任する小玉氏は、帯広市出身の59歳。82年に明治大商学部を卒業。胆振総合局長、環境生活部長を務めた後、18年に現職に就いた。