小樽開建は2019年度、道の駅子育て支援施設整備に着手する。対象は管内14駅のうち4駅。19年度は事業費6000万円を措置したほか、施設耐震化にも7000万円を計上。いずれも4月から設計に取り掛かった。設計次第だが、年度内の一部工事発注も検討する。
国土交通省は、18年度にサービスエリアや道の駅を活用した子育て応援の取り組み方針を発表。21年度までに24時間利用可能なべビーコーナー、妊婦向けの屋根付き優先駐車スペースなどの整備率を100%に引き上げるとしている。
小樽開建管内は、北海道開発局と市町村が一体となって整備したニセコビュープラザ、オスコイかもえない、230ルスツ、スペースアップルよいちの4駅を整備対象としている。
また国土強靱(きょうじん)化のための3カ年緊急対策の一環として、道の駅の耐震化を進める。同開建管内は、ニセコビュープラザのトイレ棟と情報発信施設を耐震補強する。
設計は、子育て支援整備と耐震化をまとめて4月3日に開札。田辺構造設計が1577万円で受注した。業務期間は9月30日。全体事業量や事業費は設計の中で固める。
19年度事業費の一部を工事に充てることが可能だが、発注時期は設計後に検討する。20年度の事業完了を目指している。