ズコーシャ(帯広市西18条北1丁目17、関本裕至社長)は24日、本社敷地内に新築する総合科学研究所に着工した。設計は同社が担当。施工は主体・設備・解体一括で萩原建設工業に依頼した。土壌や水質、動植物を調査する施設で、工期は2020年5月31日までを予定している。
現施設(RC一部S造、2階、延べ1491m²)は1971年に完成。事業拡大とともに2回の増築をしたが、建物と設備の老朽化や社員の増加で手狭となり新築を決めた。事業費約10億円を投じる。
規模はS造、2階、延べ2281m²で1階に実験室、2階にはフリーアドレスオフィスを配置。若手社員の意見を取り入れながら仕切りの少ない開放感のある空間とした。現施設は改修して防災備蓄庫などにする一部を除き解体する。
建設地は国道38号に面した本社駐車場。
24日の地鎮祭には関係者ら35人が出席。ズコーシャの関本社長がカマとクワ、萩原建設工業の萩原一利社長がスキを入れた。関本社長は「これからの当社を引っ張っていくのは研究所。ぜひ良いものを造ってほしい」と話し、萩原社長は「安全で使う人に喜ばれる建物を目指して一生懸命仕事をさせてもらう」と応えた。