北海道経営未来塾(長内順一塾長)の入塾式が29日、札幌パークホテルで開かれた。道内の建設業や製造業など若手経営者35人が4期生として入塾。本道を代表する企業に成長したニトリホールディングス(本社・札幌)のように、世界で通用する経営手法を学ぶ。
北海道商工会議所連合会や札幌商工会議所、道内地銀などで設立した北海道経営未来塾実行委員会の主催。
4期目となる今回は、ANAホールディングスの伊東信一郎会長やセコムの中山泰男社長、アークスの横山清社長ら国内を代表する経済人を講師にそろえ、講座や意見交換を通じて経営ノウハウを習得する。マイクロソフト本社など米国の大手企業を訪問するといった海外研修も予定している。
入塾式には、鈴木直道知事や札商の大槻博副会頭、北洋銀行の安田光春頭取、北海道銀行の笹原晶博頭取らが駆け付けた。
鈴木知事は「入塾を契機に、自らの考えや志を内外に発信することから、一歩を踏み出してほしい」とエールを送った。
続いて、塾生を代表してエコモット(本社・札幌)の入沢拓也社長が「2、3期生もいるが、全員が4期というスタートラインに立っている。先輩、後輩関係なく、1年一緒に頑張りたい」と意気込みを述べた。
長内塾長は「第二のニトリやアインホールディングスを目指そうとした未来塾の原点に立ち返って活動する」と述べ、塾生一人一人に入塾証書を手渡した。