大和地所(横浜市中区山下町74の1、押川雅幸社長)は、札幌市中央区で宿泊特化型のビジネスホテル新築を計画している。8月15日ごろの着工に向け、施工業者を数社に絞り込んでいる。
規模はRC造、12階、延べ2632m²。客室数は150室程度を見込む。設計は松寿設計コンサルティング(千葉県市川市)が担当している。
工期は1年半程度を見込んでいる。ホテルの運営は委託する。
建設地は札幌市中央区南2条西9丁目1の19で、敷地面積は414m²。うち305m²は2018年8月に土屋ホーム不動産、時間貸し駐車場となっている109m²はことし1月に早水組から、大和地所にそれぞれ所有権が移転している。
東側隣接地には帝国データバンク札幌支店ビルがあり、狸小路商店街や市内中心部が徒歩圏の場所だ。
大和地所は外国人観光客による今後の需要増加を見込み、ここ数年、ホテルの開発事業に力を入れている。
福岡市内では札幌と同等規模のビジネスホテル新築(20年春完成予定)、横浜市中区山下町の再開発事業では、スペースバリューホテルディベロップメント(東京)と共同で延べ約2万m²のホテル新築(22年春完成予定)を計画している。