伊藤組土建(本社・札幌)の玉木勝美社長は3日、2019年度の手持ち工事について、18年度より44億円増の908億円に上る見通しであると明らかにした。
札幌市内で開かれた同社の安全衛生大会で述べた。玉木社長は、18年度は繰り越し工事と受注分の合計が864億円だったことを報告。19年度は繰り越しが前年度同水準の453億円となる一方、事業計画上では新規受注分が455億円に上り、全体では18年度より44億円上回る見通しを示した。
その背景として、札幌駅北口8・1地区市街地再開発を秋にも受注予定のほか、「消費税増税があるものの、予想以上に設備投資が活発な状況だ」と分析した。