美幌町は、ゲートボールやフットサルなど複数のスポーツに対応した屋内多目的運動場新築を主体、電気、設備の3分割で早ければ7月にも指名する考えだ。18日開会の定例町議会で2019、20年度の2カ年の債務負担行為を設定し、19年度施工分の工事費約8000万円を補正する見通し。8月の臨時議会で契約承認を得て9月に着工する予定で、20年8月末の完成を目指す。総工費としては約6億9000万円を積み上げている。
町は屋内運動場としてスポーツセンター(S一部RC造、2階、延べ2022m²)と、これに併設するトレーニングセンター(S一部RC造、2階、延べ1058m²)を既に有するが、冬季に屋外競技の練習場を確保するため、スポーツセンターのサブアリーナとして単独整備して利用者の拡大を図る。
建設地は現施設の北側となる西1条南5丁目3の柏ケ丘公園内敷地約4000m²。規模はRC一部S造、2階、延べ1823m²で計画している。基本・実施設計はサン設計が担当した。
階層計画では、1階にゲートボールやフットサル、テニス、野球の練習やペタンクなどができる人工芝のアリーナを設置。2階は中央を吹き抜け、外周を回廊状のランニングコースとするほか、壁面にボルダリングウォールを設ける。
建設費は概算で、主体が5億6800万円、電気が5600万円、機械が6900万円。施工監理は1700万円となっている。
本体工事関連は主体、電気、機械、施工監理の4つに分け、それぞれ2カ年の債務負担行為を設定。19年度は主体に5780万円、電気に1700万円、機械に600万円を措置するほか、施工監理費200万円を計上する。
20年度の支払限度額としては、主体に5億1000万円、電気に3900万円、機械に6300万円、施工監理に1500万円を設定する見通しだ。