富良野市は、10日に開会した6月定例市議会に総額2億838万6000円を追加する補正予算案を提出した。新庁舎建て替え実施設計の関連で9242万3000円を盛り込み、9月にも発注する方針だ。農村環境改善センター改修には300万円を計上した。簡易水道事業では、島の下導水管移設に2000万円を充てた。
新庁舎実施設計は、2019、20年度の2カ年継続費として総額1億4500万円を求める。年割り額は、19年度に7850万円、20年度6650万円となっている。市がまとめた基本計画では、既存庁舎を残したまま、新庁舎を敷地北側に建設する計画。文化会館も合築し、規模はRC造、4階、延べ8200m²を想定する。
基本計画・基本設計は昨年8月に公募型プロポーザルで決まった北海道日建設計が進めて、7月末までに出来上がる。パブリックコメントを実施してから、早ければ9月に実施設計を発注し、着手したい考えだ。発注方法については現在検討している。着工は20年度が見込まれる。
農業農村改善センター改修は、ロビー床張り替えに300万円を計上。簡易水道事業では、島の下導水管移設に2000万円を投じ、民有地に埋設している導水管109mを撤去し、市有地への移設によって水源確保に努める。
2019年6月14日付の北海道建設新聞14面では、富良野市の補正予算に盛り込まれた建設業関連事業の一覧を、箇所付けで掲載しています。