投資的経費は842億円 道の肉付け補正予算案

2019年06月14日 19時26分

 道は14日、2019年度の肉付け補正予算案を発表した。一般会計には2512億8524万円を追加。骨格編成だった当初予算との合計は2兆8609億4951万円に上り、過去10年との比較では09年度に次ぐ予算規模となる。投資的経費は841億5766万円で、このうち単独の特別対策事業費には139億900万円を追加。施設整備では、苫小牧市内での特別支援学校新設や札幌西など8高校の大規模改造に向けた調査設計費を計上した。また、鈴木直道知事が公約に掲げた政策からは、本道活性化に向けた「ほっかいどう応援団会議」の結成などを予算化する。20日開会の第2回定例道議会に提案する。

 鈴木知事にとって初めての政策予算となる2定補正案。特別会計にも9億3594万円を追加し、補正総額は2522億2118万円となった。当初予算との合計は、一般会計が前年度当初比4%増で、特別会計は1.9%増の1兆1393億3024万円となる。総額は3.4%増の4兆2億7976万円で、初めて4兆円台に乗る。

 一般会計の伸びは、防災・減災、国土強靱(きょうじん)化のための3カ年緊急対策などの影響により、投資的経費が前年度当初よりも約561億円増加したことや、当初予算において義務的経費のうち災害復旧費が約119億円増えたことが主な要因だ。

 投資的経費は、当初予算との合計で3748億8402万円となり、前年度当初比17.6%増。10年前からの推移は、一般会計と同様に09年度に次ぐ金額となっている。増加要因である緊急対策は、当初予算で補助事業と社会資本整備総合交付金事業を合わせて約355億円が計上されていたが、補正案で国直轄事業負担金の60億円を加えて、合計で約415億円となった。

 投資的経費のうち、特別対策事業は補正後に前年度当初と同額の278億1900万円となる。事業別では道路が114億412万円、交通安全施設が47億2583万円、河川が60億6420万円でいずれも前年度並みを確保する。小規模治山は14.8%減の14億6800万円、農道は20.5%増の9億5200万円となっている。

 公共関連単独事業費は、補正案に60億5200万円を計上し、当初との合算は3.5%増の117億500万円となる。補正後の事業別予算は、道路が5%増の65億40万円、交通安全施設が同額の23億6950万円、河川が5%増の14億8741万円など。

 施設等建設事業費は17億1659万円を補正し、当初分を合わせると57.9%増の358億9565万円となる。教育施設の補正額内訳は高校が4億5246万円、特別支援学校が1億4913万円。苫小牧市内での特別支援学校新設では、既存の明徳小を転用する計画で、改修に向けた調査設計に着手する。大規模改造は8高校のほか、函館盲学校など特別支援学校5校でも計画し、それぞれ調査設計費を措置する。道立都市公園は約5000万円を投じ、北海道子どもの国やオホーツク公園など7公園で標識、園路、遊具修繕などを行う。

 道警本部の補正案では、交通規制標識等整備に9億2068万円、交通信号機整備に9億8492万円、交通管制センター施設整備に3億4239万円などを計上した。

 北海道胆振東部地震からの復旧・復興関連予算には2億4654万円を追加する。このうち1925万円が新規事業で、崩壊林地の森林造成手法を検討する森林整備等支援事業に1000万円を充てる。

 大規模停電(ブラックアウト)を踏まえてエネルギー関連予算も計上。エネルギー地産地消事業化モデル支援事業では、新たに非常時対応型モデルを支援対象として補助する。

 このほか、鈴木知事の公約実現に向けて、北海道本道ファンが集い交流する「ほっかいどう応援団会議」の結成で2500万円、持続可能な鉄道網の確立に向けた取り組みで2億800万円、食と観光の推進で1億8335万円を盛り込んだ。


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