ホクレンくみあい雪印飼料(苫小牧市真砂町36の3、北里清和社長)は、苫小牧市内の牛用配合飼料製造工場新築で設計施工を一括とし、数社に絞り込んで選定を進めている。6月末をめどに業者を決めたい意向で、12月に着工する。
同社はことし4月、ホクレンくみあい飼料(本社・札幌)と、雪印種苗(同)が共同出資して設立。ホクレンくみあい飼料の牛用配合飼料の苫小牧工場が老朽化したため、新工場建設を計画した。
法人所在地にある苫小牧工場を操業しながら現地で建て替え、最新鋭の設備導入により、低コストで高品質な飼料の増産を図る。建設費に85億円を投じる。
新工場の規模は明らかにしていない。配合飼料工場やサイロ棟、製品倉庫など6棟、S造で延べ約1万1000㎡の解体撤去を進めながら、約2年かけて建て替える。2021年12月に稼働する予定で、年間生産量28万㌧を目指す。