道水産林務部は20日、2020年の開校を予定する林業大学校「道立北の森づくり専門学院」(略称・北森カレッジ)の新校舎イメージ図を公表した。新校舎は旭川市西神楽にある道立総合研究機構林産試験場庁舎の北側にW造、2階、延べ1400㎡程度の規模で整備する。道産CLT(直交集成材)やコアドライなどを活用する予定だ。
同校は、20年4月14日に開校を予定。校舎は林産試験場庁舎を一部改修して転用するほか、庁舎北側に新校舎を整備する。新校舎は全道の樹脂を活用するなど内装の木質化を検討している。改修部分は7月に着工、20年度に供用する。新築部分は12月ごろに着工し、21年度の完成を見込む。設計は遠藤建築アトリエが担当している。
道と道総研は20日、開校に向けて連携・協力体制を構築するため、研究成果を活用した林業・木材産業の担い手育成推進や施設の管理・運営に関する協定を締結した。締結式で土屋俊亮副知事は新校舎について「道産CLTを使った立派な校舎を建てる。素晴らしい環境で学べることをPRしたい」と話した。
(北海道建設新聞2019年6月21日付1面より)