北見の市街地再開発 全地権者が事業承認

2019年06月27日 07時00分

 アルファコート(札幌市中央区南1条西7丁目1の3、川村裕二社長)が北見市北3条・4条東1丁目地区で計画する第1種市街地再開発事業の推進に関し、地権者の了承を得られたことが分かった。これを受けて同社は、年内に基本計画作成や地権者協議を進める方針。解体を含め2021年秋ごろからの着工、23年5月ごろの完成を想定している。

 JR北見駅や建設中の新市庁舎などがあるエリアと、北見赤十字病院があるエリアとの中間地点である北3条・4条東1丁目地区で第1種市街地再開発を構想。北見商工会議所が入居する新北見経済センター改築、50室の有料老人ホーム、60戸の分譲マンションなどを新築する見通しだ。

 有料老人ホームと分譲マンションの部屋数については、同社が中心市街地の規模や周辺施設の充足率などから想定。同会議所は新北見経済センターに関し、延べ約1300m²の面積を求めている。

 1地権者である同会議所は、24日に開かれた議員総会で事業に参画する意思を決定。これ以外の地権者からは計画の検討を進めることについて承認を得ている。

 同社はこれに伴い、地権者との具体的な協議を進める。事業計画は19年11月から20年4月までに作成する見通し。

 20年度は都市計画決定や事業認可を見込み、21年4―7月の実施設計、同年秋ごろからの解体、工事開始を想定している。完成は23年5月ごろと見込む。また、現段階で基本設計は同社が進める考え。工事完了時期について同社担当者は「施設配置計画などにより変動する可能性がある」と話している。

 同社は帯広市の旧イトーヨーカドー帯広店などを含む西3・9周辺地区第1種市街地再開発など、道内各地で再開発を手掛けている。


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