発生土受入先未定で掘削待ち工区も/道新幹線トンネル

2019年06月27日 18時00分

 依田淳一北海道新幹線建設局長が26日、札幌市内で新函館北斗―札幌間の建設状況について説明し、総量の51%にとどまっているトンネル発生土の受け入れ先確保を課題に上げた。一部で掘削工事が受け入れ先確保待ちの状況にあると指摘。関係者に受け入れ地の確保や情報提供で協力を要請した。

 北海道新幹線建設促進札幌圏期成会の総会で説明した。工事は全長212㌔の8割、169㌔を占めるトンネル工事を先行し、その9割超を契約済みだ。ただ、掘削発生土の受け入れ先確保の伸び悩みが課題になりつつある。

 1日時点の掘削量は18%の30・4㌔。トンネル工事は作業準備で体制を整えた後、発生土の受け入れ先を決めてから、掘り始めるというのが一般的だ。依田局長は、受け入れ先が決まらず、掘削待ちの工区が出始めたことを明かした。

 特に課題なのが自然由来の重金属を一定以上含む「要対策土」の受け入れ先確保だ。依田局長は「重金属は地盤に内在するどこでもあるものだが、安全・安心のため対策を施している」と説明。調査の上で対策を施すことで「くぼ地などを埋める材料に活用できる」として協力を呼び掛けた。

 札幌市内でもことしからトンネル工事が本格化する。対策不要の発生土は中央区盤渓に搬入先を確保しているが、要対策土の発生が予想される富丘、星置工区の掘削は確保待ちの状況だ。

 札幌市は要対策土の候補地を絞り込んだ上で、必要な調査に向けた地域住民への説明会開催を計画。対話を重ねながら受け入れ地を模索する考えだ。


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